WX500 作例記事。

WX500は、高倍率ズームレンズを採用する究極のコンパクト「サイバーショット HXシリーズ」のニューモデル HX90V をもとに、さらにスリムアップした究極のコンパクト。
30倍 ズーム機における世界最小最軽量モデル(発売当時)。


注目のレンズとセンサーは、
広角24mm~望遠720mmの画角をカバーする、
光学30倍ズーム対応のカールツァイス「ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ」(開放F値:広角端F3.5、望遠端F6.4)と、
有効約1820万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサー(裏面照射型CMOSセンサー)。

レンズは逆光には弱いものの、十分な明るさとシャープネスを提供。
1/2.3 インチ裏面照射CMOSは RX100シリーズの 1インチ CMOS と比べて多少ノイジーではあるが、
それまでの WX300 などの旧シリーズの写りからは一新された、白とびをおさえながらもコントラストが十部なりつつ低ノイズになった印象で、大きく進化している。

ただし、ズーム端の30倍では、運動会の顔アップ以外ではほとんど使う用途がないため、
20倍でもよかったかもしれないと 最近ちょっと思い始めたのはここだけの内緒。



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ワイド端 35㎜換算 24㎜相当という広角は、大変使い勝手がよろしい。
また、WX300 シリーズと違って、ISO 80 時は、ノイズが抑えられつつも十分なコントラストを持たせることが可能。

※ その上で、当ブログでは若干シャドウ部を持ち上げたりして、WX500 の潜在能力を引き上げられるよう調整している。



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晴天、ISO80だと目立ったところにはノイズが載らない。
RX100 の ISO200~400 相当くらいでは撮影できる。
RX1 の ISO1600~2000 相当程度か。

ここまでは、通常使用で目くじらを立てるほどの問題は出ない。

なお、本機はデフォルトが 4:3 かつ1800万画素なので、3:2 の撮影を目指すと、自然と1600万くらいになってしまうが、まぁそれはいい。そうとしても、デフォルトの解像ぶりがやはり RX100 と比べるとかなり甘いので、対 RX100 だと解像感はだいぶ見劣りするが、ブログ掲載においては十分な解像度を持つ。

サンプルをご確認いただければご理解いただけると思う。



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山門。
本ブログ掲載の2MP(200万ピクセル)くらいのサイズだと、かなりシャープで切れのよい解像になっている。
上部の影部分は、通常撮影だと黒つぶれ気味に見えるが、データは残っているので若干見やすくした。


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江戸時代からの五重塔。
24㎜相当のワイドを縦に構えると、5重の塔も割とやすやすと構図に入る。
中山鬼子母神の5重の塔は屋根が控えめなので、ちょっとスリム目に見えるとあったが、実際ちょっとひょろっとしている。



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3~4m の仏座像。
鎌倉大仏と比べるとだいぶスマート。
被写体やバックの落ち着いた雰囲気を余すところなく再現した。
白とび、黒つぶれなく十分に表現されているところがよい。



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もう一つの山門。
金の鬼瓦が若干とび気味。
だが、ほかは不自然な白と美や黒つぶれなく、きれいにまとまっていると思う。


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本堂は、ひな祭り。
実は、WX500 は 1/2.3 という極小センサーで暗い室内は大の苦手。
明るい室内であれば、この通り、全く問題ない。
光源にあわせて、AWB をj変更すると吉。



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WX500 の逆光シチュエーション。
元写真だと、右上の梅がほとんど真っ暗に近い表現になっていたが、
昼間の WX500 のダイナミックレンジの広さは圧巻で、
写真加工ソフトにてここまで回復した。



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WX500 のマクロっぽいもの。
こんくらいなら近寄れる。
もう少し寄ろうとしたものは今回は失敗した。



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よくGANREF あるいは 写真評価サイト などで投稿されてそうなイメージをパシャリ。
石畳の先のほうは さすがに白とび しているが、不自然に急に白くなるようなものではなく 
あくまで自然に白く光っているイメージだ。


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ワイド端で寺社と早咲き桜。
ISO80の威力を十分に活かした、高画質。



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56㎜相当 ↑ と、
24㎜相当 ↓ がある。ほぼ同じ位置からの撮影だ、レンズ設定で大きく違う。

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最後はコーヒーにてお別れ。
お疲れさまでした!

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